厚生労働省はシックハウス対策として
化学物質の濃度指針値を定めています。
(現在定められているのは13種物質)


厚生労働省総揮発性有機化合物TVOC指針値400μg/m3 表は全てm3あたり
ホルムアルデヒド
トルエン
キシレン
指針値:100μg(0.08ppm)

主な用途
合板、壁紙、接着剤パーティクルボード、
合成樹脂、防腐剤など

健康への影響
鼻・咽喉の刺激、流涙、くしゃみ、咳、
吐き気、呼吸器障害、発ガン性
指針値:260μg(0.07ppm)

主な用途
施工用の接着剤、塗料の溶剤、
ワックスの溶剤

健康への影響
倦怠感、知覚異常、吐き気、
神経症状に影響、意識低下、不整脈
指針値:870μg(0.20ppm)

主な用途
塗料用溶剤、樹脂、ワックス、接着剤

健康への影響
眼・咽喉の刺激、知覚異常、吐き気、
精神錯乱、頭痛、不眠症
パラジクロロベンゼン
エチルベンゼン
スチレン
指針値:100μg(0.08ppm)

主な用途
防虫剤、芳香剤

健康への影響
眼・喉・鼻・咽喉痛、悪心、吐気、
肝臓機能低下、腎臓機能低下
指針値:3800μg(0.88ppm)

主な用途
合板、塗料、接着剤

健康への影響
眼・皮膚・気道を刺激、
注水神経系に影響
指針値:220μg(0.05ppm)

主な用途
発砲スチロール、合成ゴム、樹脂

健康への影響
眼・皮膚・気道に刺激、喘息、
眠気、脱力感、目眩
フタル酸-2-ブチル
テトラデカン
フタル酸-2-エチルヘキシル
指針値:220μg(0.02ppm)

主な用途
プラスチック、塗料、顔料、接着剤、
塩化ビニールの可塑剤

健康への影響
吐気、頭痛、目眩、結膜炎
指針値:3300μg(0.04ppm)

主な用途
灯油、塗料

健康への影響
刺激性で麻酔作用がある、
皮膚の乾燥・角化・亀裂、接触性皮膚炎
指針値:120μg(7.6ppmb)

主な用途
壁紙、床剤、フィルム、電線被覆など

健康への影響
眼・皮膚・気道に刺激、
消化管に影響を与える、皮膚炎
ダイアジノン
アセトアルデヒド
フェノブカルブ
指針値:0.29μg(0.02ppb)

主な用途
殺虫剤

健康への影響
アセチルコリンエステラーゼの阻害、
中毒症状は、クロルピリホスと同様。
指針値:48μg(0.03ppm)

主な用途
接着剤、防腐剤、喫煙、
食べ物・アルコール

健康への影響
目・鼻・喉に刺激、結膜炎、皮膚炎、
麻酔作用、意識混濁、肺浮腫
指針値:33μg(3.8ppb)

主な用途
害虫駆除、防蟻剤

健康への影響
倦怠感、頭痛、めまい、悪心、嘔吐、頭痛、
縮瞳、意識混濁、紅斑、浮腫
クロルピリホス
指針値:1μg(0.07ppm)

主な用途
シロ蟻駆除剤、防蟻剤

健康への影響
急性中毒症の症状として倦怠感、頭痛、
目眩、悪心、嘔吐、多量の発汗、下痢、
腹痛、意識混濁、けいれん


※ 上記13のシックハウスの原因となる「問題科学物質」のうちホルムアルデヒドクロルピリホスの2種類だけが
    2003年7月に改定された建築基準法の対象となっており、ホルムアルデヒドは少量なら使って良い事になって
    います。しかしながら、その少量が積もり積もると危険です。