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ECOへの挑戦!




この新築住宅は薪ストーブの心地よい遠赤外線熱を
出来るだけ家じゅうに送り込む事にこだわりました。
(リンゴ農家なので暖房費はリンゴの薪を利用し実質燃料代は0円)




つまり図のような地熱を利用した24時間空調システムを活用します。 これは弊社のECOサーマ工法で効果は実証されていますが、 薪ストーブの自然に上昇する暖かい熱を床下空間に送り込み排出。 更に取り込んだ新鮮な空気を床下で熱交換してから室内に送り込み空気を循環させるという発想です。 この換気システムの電気代は月400円位程度と考えると驚異的な自然エネルギー活用の省エネ住宅になります。

完成見学会前の外観写真です。最近シンプルデザインが流行で手間や材料がかからないマッチ箱みたいな家が多いですが この家は長期的な家の耐久性諸々の事を考えあえて軒を出した無落雪屋根にしました。

これがダッチウェスト社・フェデラルコンベクションヒーター

これは輻射熱・対流熱の両方を兼ね備えていますので、表面から発生する輻射熱と共に キャビネット内から暖かい空気を絶えず放出しています。 その分同じ大きさの輻射式ストーブよりもたくさんの熱を供給することができます。

更に、このアルミホイルみたいな赤外線反射シートを効果的に部分に施工し、 熱を広範囲に伝えるようにする事やストーブ天井から2階床に熱を伝導させる工夫もしました。
引き渡し後1カ月経った2月23日時点で2階の部屋4室は補助暖房の必要がないようです。

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そして竣工後、気密測定を行いました。通常、気密測定するときは各社とも24時間換気システムの 各部屋の吸気口や換気扇の排気口をテープで塞いでから測定します。でもそれでは実際に生活している時の効果が分からず 意味がないと思いましたので換気システムを「強スイッチ」運転しながら、薪ストーブの煙突穴も塞がず測定しましたら、 なんと!脅威的な0.7という数値が出ました。

見学会前夜施工中の湿気や冷たくなっている基礎着工時からの建物躯体から内部まで ゆっくり時間をかけて温め、なるべく普段の生活温度を体感して頂くよう準備しているところです。

なぜ事前予約の見学会にしたのか?

お客様は近所の方々にお披露目するために家を建てる訳ではありません。 住宅営業マンの名簿集めの為でも有りません。このご家族だけのオンリーワンの設計・生活スタイル これはお客様のプライバシーです。そんなお気持ちを尊重するため、今回の家造りの趣旨にご賛同・ ご興味頂いた方大歓迎で公開させて頂きました。

畳の茶の間を含むLDKの大空間30畳は引き渡し後約1ヶ月の2月23日時点で日中の室温21~23度

さすがに玄関ホール廊下を隔てた右側の寝室2室のうち北西角の祖母の部屋はオイルヒーターを 置いていますが、南西角のご両親の寝室は2月23日時点では無暖房で生活されています。

2階の階段ホールは1階よりも1度位暖かいようです。快適なので小学生の子供兄妹の友達が いつもゲームしに遊びに来て子供達の憩いの場(たまり場?)になっています。

洗濯機置き場がある物干し室兼洗面所の中からの写真です。 普段引き戸を開放していると洗濯物が良く乾きます。格子壁飾りを風が通る仕組みになっており、 北側の窓がある洗面所からリビング南へ夏は涼風が通ります。

リビングの片隅にある吹き抜けは2階への上昇気流の通り道。ここに若夫婦世帯の洗濯物を干します。 右の写真は1階リビングから2階を見上げたところ。薪ストーブは洗濯物が良く乾きますが、意外に過乾燥で喉がイガイガしません。

予想外に建物の気密精度が良く出来た為、ストーブの燃焼効率が良くありませんでした。 そこで上手く燃えるよう引き渡し後1~2週間かけて検証し対策を施した結果、実に良く綺麗に炎が燃え快適になっています。

「地熱利用型の24時間空調システム」
2年前弊社がこの地に導入してから紆余曲折も有りましたが、今 非常に空気ロスも少ない快適な空間が出来るシステムとなりました。